ノンリコースローン(非遡及型融資)とは、債務者の債務履行の責任対象範囲が担保となる物権(一般的には不動産)のみに限定されるローン方式のことを言います。
債務者が債務の返済が出来なくなった場合、債権者は担保である不動産の売却や賃貸収益で得られる収入以外から債権の回収が出来ません。
ノンリコースローンを利用すると、債務者はたとえ債務不履行状態に陥っても、ローンの対象となっている物件以外の資産の差押などを受けることが無く、日本では不動産取引などで利用されることがあります。
債権者は担保割れのリスクを負うため、担保価値の正確な査定を行う必要があります。